人から責め立てられたとき、不用意な発言をしてしまい、ますます窮地に陥った、なんてことはありませんか。ビジネスの場面ではよくある状況ですが。
頭が真っ白になって軽いパニック状態になり、自分が何を言っているのか分からなくなる状態です。
急な問い掛けに答えを急ぐとボロがでます。テレビに出ている人でテンポよく質問に答えて頭の回転が速いような人を見かけますが、実際にはある程度の型やお決まり、お約束のパターンを見せられている場合がほとんどです。
テレビはあらかじめ台本の筋に沿って進行している面があるので、あくまでショーな訳です。現実世界はハプニングの連続で、台本なんてありませんから、聞いてないよ~な事態が頻発します。
ただ、本当に即断、即決、即答を求められることって、実は少ないんです。時間をおいて考えれば済むことなんです。
ビジネスの場面で上司からの問責、部下からの相談を受けて、一旦預かることはとても大切だと思うのです。時間をおいて考えた時、やっぱり別の方法で返答しておけば良かったと反省することを防げます。
どんな状況下でも平常心を保つのはて大変なことですし、胆が座った人でも追い込まれた状況下ではミスジャッジをしかねません。
人から答えを急かされた時は、ひとときでいいから案件を預って退避する。目を閉じれば案外妙案も浮かぶものです。
最後までお付き合いいただき有り難うございます。