資本規模で大企業と中小企業を比べることは多いと思います。
でも、会社の雰囲気って資本の大小だけでは測れないと、個人的には思うんです。
設立が浅くてもIT 企業などで資本の大きい会社はありますし、古い会社でも資本規模が小さいままの会社もあります。
会社の社風や風土というものが形成されるまでには長い時間を要しますので、会社の雰囲気っていうのは設立からどれくらい経っているか、ということの要素が多いんでしょう、きっと。
古い会社にも若い会社にも良し悪しがあるので、人によってどちらが肌に合うかは違ってきます。
私はこれまで古い会社も若い会社も見てきましたが、古い会社の方が面白いと感じることが多いです。
今回は私が見てきた古い会社で見てきた人についての良し悪しです。
古い会社の良い点として、仕事で取引きすると分かるのですが、人柄が良い社員が多いです。
若い会社に多い、ギラついたタイプは少なくて、割りと温厚で協調性の高いタイプが多いようです。
たまに古い会社でも、珍しくギラついたタイプの社員に出会うことがあるのですが、そういう人は1年後には高い確率で転職して去っています。
ギラついたタイプの人には、古い社風は息苦しくて、年功序列が色濃いのが物足りないのかもしれませんね。
よって、結果的に古い会社には人柄の良い社員が残るって図式なんでしょうか。
人柄の良い人と取引きすると、無駄な駆け引きや騙し合いで労力を割くことが少ないので、助かります。
そうした意味で古い会社の良い点としました。
逆に古い会社の悪い点は、商売での融通が利かない、金銭的なサポートが少ないってところでしょうか。
商売にガツガツしなくても、のれんで飯を食ってこられたという自負があるのでしょう。
破天荒さがないし、面白味に欠けます。
その辺りは古い会社の悪い点なんでしょうね。
もちろん、今やのれんにあぐらをかいて商売できる時代ではなくなってますから、徐々に古い会社に多い、人柄のいい人は減っていくのでしょう。
ただ、染み付いた会社の社風や風土はそう簡単には消えません。
これから就職される方、転職される方は、古い会社と若い会社の違いを肌で感じていただき、ご自分の性格に合った会社を見つけてください。
ちなみに、私の今の会社は…思いっきり古い会社です。変わろうとはしていますがね、私にとっては居心地のいい会社です。
最後までお付き合いいただき有り難うございます。