インデックスファンドの信託報酬が下がってますね。どんどんと下がってきています。日本の投資信託が徐々に世界水準に近づいてきているって証拠でしょうか。
ファンド運営側としてもどれだけ多くのファンド保有者を抱えることができるかが存続の命題になるので、積立NISAというイベントで、熱くなってきています。
さて、インデックスファンドを積み立てている方なら分かると思うのですが、こうもどんどんと信託報酬の低いファンドが出現してくると、新しいファンドに乗り換えるべきなのか、今のファンドを継続すべきか、と迷いが生じると思います。
でも、考えても見てください。20年前、日本の投資ファンドなんて銀行が儲けるためのツールで、とても投資できるレベルじゃなかったんですよ、独立系のファンドも少なかったですしね。
それが、この直近7年くらいでしょうか。投資してみようと思えるファンドが出てきたのは。実際、私は5年前から本格的に投資ファンドを購入し始めました。まだその当時は信託報酬が1%を切ればまあ安いかなという認識でしたが。。
次々と現れる低コストのインデックスファンドに乗り換えていくべきか。今や0.1%、0.01%差を気にして行動することになりますよね。あくまで私の考え方ですが、今お持ちのインデックスファンドより、0.5%の差を付けて頑張って下げてきたファンドが現れたら乗り換えてもいいのかなと思います。
やっぱりインデックス投資家はコストに敏感ですからね。損しているという気持ちで続けていくのは精神衛生上よくないものです。
ただし、保有のファンドを売却するということは、利益の約20%が税金として没収されてしまうので、投資効率は相当落ちてしまうので、できる限り積み立てたままにしておいて、新規購入分を新たなインデックスファンドに積み立てていくというスタイルでよいのではないでしょうか。
どこかのタイミングでは完全に乗り換えた方がよいのでしょうが、考えてみてください。次々と現れる将来の低コストファンドのことを。その度に悩まされ、損しているという感覚に襲われるのならば、ある程度純資産が大きなファンドに預けたままでもいいんですよ。
コスト差で損したといっても、十年で数万円~数十万円程度です。家電も同じですが、省エネ、省エネ、最新の省エネ・・・。その都度目移りしますが、いちいち買い替えていないでしょう。
その時代に一番のファンドを選択したのですから、後出しのファンドに下をくぐられるのは当然です。早めに恩恵を得られた分、コスト差で損をしても、トータルでは大勝ちなんです。
ただ、人間というのは、10万円得して、10万円損したならば金額ではチャラなはずなのに、10万円損したという気持ちは10万円得したという気持ちの2倍以上心に刻み込まれるそうですよ。
低コストファンドが出てくるたびに目移りして、気になって仕方がないという方は、素直に心の赴くままにファンドの乗り換えを行った方が落ち着くのかもしれませんね。私もある程度のコスト差は受け入れて我慢して持ち続けようと思いつつ、この損しているという感情をどこまで我慢できるかは分かりません。
最後までお付き合いいただき有難うございます。