我々の祖先は、農耕生活が始まるまでは狩猟生活でした。狩りで獲物がとれないと死活問題です。そんな時、木の実を食べて飢えをしのいでいたと言われています。
現在はいつでも好きな時に好きなものを買って食べられますが、木の実を食べると、なんだか遠い祖先が飢えをしのいでいた頃を思い出します。
嘘つきました、さすがにそんな記憶はないです。でも木の実(以下ナッツ)は美味しい。
最近では健康ブームの影響で、スーパーなどでもナッツを扱うお店が増えています。アーモンド、カシューナッツ、クルミ、マカデミアナッツ、などが詰め合わせになったミックスナッツが私は好きです。
ミックスナッツは、塩が振られていない素焼きタイプを選ぶようにしています。ナッツは、ついボリボリと食べ続けてしまうので、無塩タイプでないと塩分でのどが渇きまくる結果になって後悔するからです。
ただ、ナッツって値段が高いんですよね。しかもなぜか素焼きの無塩タイプのナッツは塩が振ってあるタイプのナッツよりも高いです。。なのであまり頻繁には買えません。
割とお手頃価格のピーナッツを買う事も多いです。厳密には木の実ではないですが。このピーナッツもまたボリボリ、ボリボリ、気が付けばピーナッツの殻が塚のように山積しています。
ピーナッツって、食べやすくておいしいですからね。国産のピーナッツは特においしい。中国産に比べて少し高めですが、素焼きナッツよりはボリュームがあるから重宝してます。
木の実というか、種になるのですが、最近私がはまっているのが、ひまわりの種です。
世界の国々を旅すると、たいがい目にするのがひまわりの種をおやつ代わりに食べている人たちです。
実に食べ慣れた様子でひまわりの種の殻をむいて中身を食べています。最初見た時、何を食べているのか不思議でなりませんでした。
まさか、ひまわりの種を食べているとは思いませんでしたから。
ちっちゃい木の実をおいしそうに食べてるな~、一体あれはなんなんだろうと、近づいてみた時、それがひまわりの種であることが分かりました。
私の中で、ひまわりの種はハムスターのエサでしかないような認識でした。え、人がひまわりの種を食べるの?って驚きました。
世界中のあちこちでひまわりの種は食べられているのに、なんで日本では流行らなかったんでしょうね。
アメリカではメジャーリーガーが試合のベンチでひまわりの種を食べています。東南アジアの会社の休憩室にもひまわりの種が置いてあって、休憩中に社員がひまわりの種をたべながら談笑しています。
そうなんです、ひまわりの種って、実に手ごろで身近なおやつなんです。なにせ安いですから。国産ではないのが少し残念ですが。
最初は恐る恐る食べていましたが、今ではすっかりひまわりの種の魅力にとりつかれしまい、たまに大量のひまわりの種を買いにいきます。
ひまわりの種って、日本だと売ってるところが少ないので、探すのに苦労しました。ただ、売ってるところでは、いろんな味付けをされたひまわりの種が選べます。
ひまわりの種は、中身だけになって売られていたりしますが、私は殻付をお奨めします。
味付けひまわりの種を一通り試し、最終的には味付けなしのひまわりの種の素朴な味わいに決めました。味付けひまわりの種も美味しいですよ。ただ、私は自然のままの味を味わいたいタイプなので味付けなし派です。
ひまわりの種のいいとろは、結構食べてもおなかが膨れない点でしょうかね。ミックスナッツやピーナッツと違ってなかなかお腹にたまらないのがいいんです。食べすぎは良くないのでしょうけどね。
殻付きのひまわりの種を歯で割って、種の中の実を舌でかき出して、殻をペっと吐き出す。お蔭様でこの一連の所作を極めてきました。
ひまわりの種は最初はなんとなく物足りなかったんですが、最近は美味しさが分かってしまい、すっかり虜です。
ひまわりの種はハムスターのエサなんかじゃない、人間が食べても十分おいしいんですよ。
機会があったら、ぜひお試しください。
最後までお付き合いいただき有難うござます。