タイっていい国ですよね。
私は今から17年前にバンコクを訪れ、経済的な発展と、すさまじい勢いを感じました。
あれから17年、あれよあれよと街は発展し、今ではバンコクは大都市へと変貌を遂げました。
街並みは整備され、東京と変わらないか、それ以上って印象すらあります。
ただ、そんなバンコクに住むメリットってあるのでしょうか。
そもそもタイに移住するメリットって何ですか?
生活コストが安いから??、だけではないですよね?
街に活気があって、人々が一生懸命で、どこか昔の日本のようで懐かしい。
一言でいえば、「ノスタルジー」を追い求めてタイに移住しようという気持ちになっていた、少なくとも私はそうでした。
しかし、今のバンコクは17年前とは大きく街の雰囲気は変わってしまっています。
今バンコクで暮らすメリットってなんでだろうかと考えた時、日本で暮らした方が言葉のストレスも少ないし、同じ都会でも日本の方が洗練された文化が根付いているし、生活コストだって日本でも頑張れば一か月10万円以下で過ごせるし、やっぱり日本最高!っていう邪念が浮かびました。
私にとって、都会となってしまったバンコクで過ごすメリットって、薄れてきているんですよ。
じゃあ、チェンマイは?って考えも浮かびます。
正直、今の日本の都会以上へと変貌をとげたバンコクよりも、チェンマイの方が暮らしやすいのかもしれません。
でも、考えることは皆同じで。。チェンマイはもはや日本人だらけです。
せっかく海外移住するのに、日本人会みたいな組織に属して、(情報交換は有難いですけど・・・、)狭いコミュ二ティーに縛られるっていうのはいかがなものかと。
うーむ。
いっそのことカンボジアとかベトナムの方が、今からの発展を見つめてノスタルジーに浸るにはもってこいなのかもしれません。
タイの食事、気候、人柄は最高なんですけどね。
街の発展はある程度の規模になると、急加速で進みますし、それに伴って物価も急激にあがっていきます。
今、タイに移住したとしても、人生逃げ切れるぜ!なんて甘い目論見は立てられません。
タイの生活が厳しくなったらベトナムへ移り、ベトナムの生活が厳しくなったらカンボジアに移り・・・。っていう選択がいいのかもしれません。
タイはいい国です。が、昔のイメージで移住計画を進めると痛い目に合いそうです。
それでもタイに住みたいの?と自分自身に問い掛けた時、日本と変わらない環境と生活に思えてきて不安になるのでした。
最後までお付き合いいただき有難うございます。