「お金も地位も名誉も手に入れた。しかし、私は年を取り過ぎてしまった・・・。」
悟りの境地に近い状態の人に出会って話を聞くと、なんとも言えない不思議な感覚に陥ります。
過去の栄光っていうのは、あくまで過去であって、今が幸せかどうかと直接は関係ないんだという事です。過去があったから今があるのだけれど、勲章をもらおうが、周りにチヤホヤされようが、本人が幸せかどうかは、今、現時点でなにかに夢中になっていられるかどうかが重要だと思うのです。
すべてを手に入れて満足し、悟りの境地に至ってしまった人は、覇気が全く感じられず虚しさを纏っています。年齢からくる落ち着きとは違う、達観者のような諦めのオーラを感じます。あなたは今幸せなの?って聞きたくなるものです。これってひがみなのかな・・・?
まだまだやりたいことはあるけれど体が言う事を聞かないのか、やりたいことはやったからあとはゆっくりした時間を過ごすだけなのか。
焦りのようなものがないから覇気が感じられないのかも。
それに比べて、今の私は安心できる貯金もなければ、誇れるような地位も名誉もありません。
いつもバタバタ。何にそんなに慌てているの?と聞かれそうな位にバタついています。
何歳まで生きられるか分かりませんけど、あと数十年は寿命があるとすれば、今こうしていていいのだろうか?満足いく人生が送れているのだろうか?と自問自答して、葛藤を抱えて、バタバタしているんだと思います。
昔読んだ漫画で、主人公の師匠が言った、「バタバタするしかない時は、バタバタしましょう!」ってセリフが思い起こされます。
人生の終わりが見えて来て諦めの境地に至るまでにはまだまだ時間がありますからね。これからも、もがいてあがいてバタバタするしかないんでしょう、きっと。
やりたい事をやるまではくたばれない!って気持ちで、バタバタし続けます。
あ、そもそも、やりたい事って何だ?って話はまた今度。
最後までお付き合いいただき有り難うございます。