仕事の要領が悪い上にエンジンがかかるのが遅いせいで、終電を乗り過ごすことが多かったあの頃。若い頃は徹夜で仕事して朝帰りしても平気なんてこともありました。
最近では遅くまで残業できない会社が増えてきています。社会から過労死が減るのは健全なことで、よい取り組みだと思います。
しかし、仕事量が減った訳ではないのでお持ち帰りの自宅残業が増えた方も多いのではないでしょうか。
仕事を持ち帰って夕飯、入浴を済ませて就寝までスパートを掛ける。時には朝までみっちりと。
夜中の集中力は自分でも信じられないくらいで、気がついたら朝だったなんてことはよくありました。
そんな私も年齢による体力の衰えからか、徹夜した日には翌日以降の体調がすぐれず、調子を取り戻すのに1週間近く回復時間を要するという始末です。
徹夜仕事をしないためには、あらかじめ根回ししたり、スケジュールにかなり余裕を持たせたることが必要です。そして、長年のサラリーマン経験でそれができるようになりました。
ところがです。最近立て続けに悲惨な目に会い、終電を乗り過ごすことが続きました。2日連続でです。緊急トラブル対応に見舞われたのです。
緊急トラブルという非常事態ですから、家に仕事を持ち帰れるはずもなく、現場で夜通しになります。体も頭も限界を通り越して、ボロボロです。
注意力は散漫になるし、とにかく眠くて頭は働かないし、挙げ句思った程に仕事が進まない…。年齢のせいもあるのでしょう。悪循環とはこのことです。
トラブルを乗り切った時には終電は終わっています。タクシーで帰ればいいものを、お金惜しさに漫画喫茶で一夜を過ごしました。
漫画喫茶はタクシー代より安いですから。ナイトパックプランというのがありまして、2000円くらいで朝まで居られます。
翌日のトラブル対応でも乗り過ごしはカラオケB O X(以下カラオケ) を選択。こちらもナイトパックがありまして、同じく2000円くらいです。
果たして、仮眠をとるならどっちがいいのか、漫画喫茶かカラオケか。私なりのジャッジを下します。
まず、『漫画喫茶のメリット』は、静か、暗い、シャワーがあったりする。(あくまで仮眠を目的とした視点からです。)
『漫画喫茶のデメリット』は隣りのイビキが気になる。通路の足音が気になる。フラットシートの部屋が満室ですと椅子で寝ることになる。狭い。こんなとこでしょうか。隔離されていないのと、椅子なので完全に倒れないというところがマイナスです。
次に『カラオケのメリット』です。隔離された完全個室、空間が広い、横たわれる。
『カラオケのデメリット』はモニターが明るい。うるさい、他の部屋の歌声が響いてくる。こんなところでしょうか。漫画喫茶に比べると圧倒的にうるさいです(そもそも歌うところなので音に関しては当たり前なんですが、仮眠をとる立場で評価してます)。モニター画面がまぶしくて、宣伝がうるさい。
どちらにもメリットとデメリットがあります。さて、迷った時はどっちがいいか。
仮眠をとるなら漫画喫茶かカラオケか。
それでは正解です。
仮眠のベストは漫画喫茶のフラットシート
静かな環境で横になれるのがやっぱり一番コスパに見合うと思います。
漫画喫茶のフラットシートが満席で椅子の部屋しかない場合ですと話はまた違ってきます。
椅子のシートは完全に平らにならないので、血行が悪くなるせいか仮眠では疲れがとれません。その場合はカラオケの選択肢もありだと思います。
以上が結論です。
ただし、疲れをとるのが目的ならば、お金が掛かってもタクシーで帰宅し、布団で少しの時間でも横になること、だと思います。
最後までお付き合いいただき有り難うございます。