先日発表になった「合格点37点」の速報記事。
こんな高得点は前例ありましたっけ?
にわかに信じがたく。。
過去に「合格点36点」って年がありまして、私、その年に受験し、35点で落ちたという苦い経験があります。(平成22年の事です。)
それまで、過去7年間は35点を超える合格点は出ておらず、今回も35点じゃないかという予想が大半でした。
しかし、結果は無残にも「1点足りずに不合格」でした。
当時、2ちゃんねる(今の5ちゃんねる)の予想でも35点の合格点で間違いないだろうというムードが漂っており、私も願望を込めて信じていただけに、不合格だった時のショックは大きかったものです。
受験生にとって、合格点発表の速報までは、各方面で噂される合格予想点に感情が大きく振り回されることになります。
そして、はっきりと明暗が分かれる事になる訳ですが、今回はとりわけ感情を振り回された人達が多かったのではないかと。
だって、今回の「37点」は、ここ20年くらい聞いた事ないですからね。
昔よりも情報化が進んでますから、うすうす37点もあるかも?とは思ってましたけど、歴史ある試験で20年くらい聞いていない37点が合格ラインになるなんて、予想に確信が持ち辛かったのではないでしょうか。
今回、自己採点が36点だった人達の悲痛な気持ちは痛いほど分かります。
「もう1年か。。長い。。」
しばらくは失意の中で動けませんでしたからね、私の場合。
5点以上足りなくて、全然勉強してなかったりすると、「やっぱりな」で済むんですけど、あと数点で落ちたとなると、結構悔やんだりするものです。
諦めきれないというか。。
試験終了の間際でマークし直してしまって、直す前の答えが合っていたということになると、もうね。
悔~しくて悔しくて、とて~もや~り~きれ~ない~。(悲しくてやりきれないのメロディで替え歌がエンドレスでリピートしました。)
もしかしたら、という望みを託して合格発表日は何度も番号を探しました。
今回、速報で不合格がほぼ確定した方も、念のため合格発表の日には受験番号を確認してください。
現実を受け入れる儀式のようなものです。
「1点差か。。協会に泣きついてなんとかしてもらえないだろうか。」
これ、当時1点差で落ちた私が真面目に考えたことです。
それほどショックが大きくて現実を受け入れようとしなかったんです。
その当時を振り返れば、自分に甘いところがあったなぁと、今の自分は冷静に見られます。
無事に合格した今があるから、そう思えるのかもしれません。
そんな訳で、今回惜しくも数点届かずに不合格となってしまった方々には、ぜひとも諦めずに再チャレンジして欲しいと思います。
悔しくて、打ちひしがれて、落ち込んで、放心状態でしばらくは勉強から離れてもらっていいと思います。
ただ、時間が経って、後悔が押し寄せるようでしたら、再チャレンジしてみてください。それだけ宅建士は価値のある資格だと思っています。
最後までお付き合いいただき有難うございます。