平穏さは、かえって不安を掻き立ててしまう。それほど世界経済が順調に推移しています。
連日の株高更新のニュースを聞いていると、そろそろ誰かが仕掛けるのではないかと疑心暗鬼になってきます。
カリスマ性のあるファンドマネージャーがそろそろアッパーだ、現金比率を高めておこう、などと発言しようものなら影響されやすい土壌になりつつあります。
夏に暴落、冬に暴落、来年暴落、、、言い続けていればそりゃ誰かしら当たりますよ。地震予測みたいな話です。
長期・積立・分散・低コストが近年もてはやされていますが、それだけ平穏なのでしょう。高コストでパフォーマンスが振るわないヘッジファンドは今のような状況が続けばつらい立場でしょうね。
混乱が起きた時、うまく乗り切ったヘッジファンドがもてはやされ、平穏な時期にコスト面で割に合わないと叩かれる。って歴史は繰り返すのでしょう。なんとなく未来が見えてしまいます。
近い将来、AI投資が活発になったなら、変動コスト型のファンドが出来てきたらいいのになぁと考えます。
普段は市場好調時にはインデックスファンドで低コスト運用、混乱の際にはアクティブに売買して高コスト高パフォーマンスを狙う。
歴史が繰り返されるのならば、AIのディープラーニングはかなり有効な投資手段になると思うのです。今でもヘッジファンドでAIを導入しているファンドは増えていますが、我々投資家が支払う信託報酬などのコストは常に一定だと思います。
混乱の前兆をとらえるAIの精度がどれほどのものなのか、パフォーマンスは時間が経たなければ証明されませんので、結局は「どこまでAIを信用して預けられる人が増えるか」って話になる気がします。
「変動コスト型ファンド」。もっと投資家目線で欲を言いだせば、キリがないですが。コスト変動の幅はあらかじめ呈示しておく、などなど。(今すでにあったりして。)好き勝手言いましたが勉強不足でしたらすみません。
最後までお付き合いいただき有難うございます。