30%近い上昇の株式市場でインデックス投資家のみなさんにおかれましては、よい年越しができたことと思います。
S&P500かオルカンか。つまりは全米株式か全世界株式か。要するにアメリカ一択でいいのかどうかってことです。
そんなに変わらないよ、今のうちは。というのが私の意見です。全世界株式に占めるアメリカ株式の割合は60%以上。今年はアメリカが好調だったので68%になったともいわれます。
ここまでアメリカ株の構成比が高くなると、変動もほとんど同じなのです。ただし、今のうちはね。
今好調なアメリカ株ですが、今後将来にわたって好調かどうかは誰にもわかりません。30年後に急成長している国がインドだったり中国だったりインドネシアだったりするわけで、その時アメリカのシェアは15%だったりもするわけで。
要するに今はS&P500でもオルカンでも変わらないけれど、将来的には同じ動きではなくなる可能性があります。
一国に依存するということは、リスク度合が高いということです。アメリカ経済は大丈夫だよね?ずっと経済大国でいられるよね?と不安になるのであれば、全世界に分散しておいた方がいいのかもしれません。
私は心配性なので、オルカンにしています。将来にわたって世界の成長は信じているけれどアメリカだけの成長は「?」だからです。
確かに、投資は分散すると効率は悪くなります。成長していない国や衰退している国をすべて包み込むのだから当然です。
投資の基本は長期・分散・積立です。タマゴはひとつのカゴに盛るな。という格言もあります。オルカンで幅広く分散するのは心配性の私が安眠するためでもあります。