価格競争による出口なき消耗戦

起業
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インフレを起こそうと必死な政府に応えるだけの体力が、消費者に蓄えられていない。値上げが上手くいかなくなる理由はこの一言に尽きると思います。

原料、人件費の高騰は深刻で、もはや価格で吸収できる範囲を越えているのに値上げ出来ない、、、そんな悲痛な声が聞こえます。

消費マインドを上向かせる政策として、ベーシックインカムやバラ巻きを唱える方をどこかで笑っていた私ですが、今の状況をみると、この政策も真剣に考えていいかもと揺らいできました。

デフレ時代に正社員になれなかった今の30代後半の世代が、消費の主役となるべきライフステージでお金を使えない。

正社員のベアアップでは問題が片付かない深刻な事態に思えます。

極端な政策、思い切った政策は、私個人的に嫌いなのですが、そうも言っていられない局面に差し掛かりつつある雰囲気です。

不平不満を浴びることを覚悟で、世代間の格差を埋めるべく、消費の主役となる30代後半の世代にバラマキを実施するのも一つの手ではないでしょうか。

世代をしぼり、期間を定めてバラマキを実施すれば、出口戦略も立てやすいと思います。

老いて消費の主役でなくなった世代は、人数と口数が多いので厄介です。世代を絞ったバラマキなんて意見は全力で潰しにかかることでしょう。

消費の主役が消費しないと、いつまでたっても価格が据え置きされて値上げできない状態が続きます。値上げ我慢の消耗戦はいつまでつつくんだろうかと憂います。

日本に起業風土が根付かないのはなんでだろうかと考えた事から、上記の事を思うがままに書き綴りました。やっぱり消費にゆとりができて物価が上がれば起業のチャンスも広がると思うんです。起業を企む一個人として、日本に起業しやすい時代が到来することを切に願います。

最後までお付き合いいただき有り難うございます。

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