つみたてNISA向けファンドが多くて、目移りしてしまって、どれを買うべきか迷っていたのですが、ようやく1月の初回分を購入できました。
ファンドを決めるまでに時間が掛かりすぎてしまいましたが。。(参考:つみたてNISA、ファンド選びで迷う、どれがいいの(・・?)
ダウ平均株価が史上最高値を更新し、日経平均株価も26年ぶりの24,000円超えなんて賑わっています。
大きな理由がないのにも関わらずここまで順調なのですから、どこかで調整が入ることは覚悟しています。
だけど、つみたて投資をスタートするのには、最高の時期なんじゃないかなと、つくづく思う訳です。
東京オリンピックまでは株価が上がり続けるかって?
私の見立てでは、来年、2019年でどこか調整が入る気がしています。(あくまで予想ですからね、こればっかりは誰にも分かりませんよ。)
私の見立て通りでいけば、2019年に調整が入るまでは、レンジ相場~上昇相場で推移するということになりますから、つみたてNISAを始めた方は、当面は幸せで甘い時間を過ごせることでしょう。
その後、金融経済ショックが襲ってくるのは、歴史的な背景と経済の原理原則上仕方ないことだと割り切った方がいいです。
むしろ、買った時点からずっとマイナスで推移し続ける方が、メンタル的に辛いものがありますから、1年以上プラスで幸せな時間を過ごせるということは、その間にいろいろと勉強ができますからね。
そんな訳で、つみたてNISA制度は、いいタイミングでスタートしたなぁと思うのです。
ただ、つみたてNISAにだって、いろいろと不満はあります。
不満①期間20年が上限って?なんで?
不満②年間金額40万円が上限って?なんで?
不満③現行NISAと両立できないって?なんで?
不満④指定されたファンドだけって?なんで?
不満の①、②は特に思いますね。日本が金融面で欧米からかなり遅れを取っているというのは、かれこれ20年前以上前から言われています。
そもそも、日本の金融インフラは遅い、そして中途半端っていうのが通例になりつつあります。
確定拠出年金だって導入が相当遅かったですし、機関投資家が運用するファンドの不透明さはいまだに解消されていません。アクティブファンドが衰退したのは、ファンドマネージャーが誰なのか明示せず、コストが高いのにファンドの情報開示が少ないという点が大きかったと思っています。
その間に海外ファンドに資金が流出してしまい、あわてて付け焼刃的に制度を整えたといったところでしょう。だからどれも中途半端なんです。
基本的にインデックスファンドって面白くないですからね。
日本人の気質として、誰かに託してアクティブに運用するって方が性に合っているような気がします。富くじ、宝くじ、スクラッチみたいに神様頼みみたいなのに長く浸っていましたから。
不満③、不満④は特に、アクティブファンドの締め出しに近いものがあるので、このままだと優秀なファンドマネージャーは海外へ出て行ってしまう気がします。おそらく人材流出は止まらないでしょう。
なんかなぁ、投資のすそ野を広げるのはいいんですけど、もっと使い勝手のよい制度にできなかったのかな、という不満が残っているのは確かです。
文句を言ったところで何も変わらないですし、つみたてNISAが制度として始まった以上、この制度のルール内で、最大限の幸せを享受しましょう。
私にとって、つみたてNISAをやらないって選択肢はないです。
r(=株式リターン)はg(=経済成長率)よりも大きいんですから。給料上がるの待っているうちに、株を持つ富裕層との格差が拡大していくことは止められませんので、いかに富裕層に食らいついていくか、ここが重要なんです。
つまり、ここでつみたてNISAを始めないと、富裕層になりうるチャンスを放棄してしまうことに等しいかと思います。
別につみたてNISAでなくてもいいんです、現行NISAでも。利益に対して税率の約20%が免除されるのはかなりメリットが大きいですから。これから起こる可能性のある経済金融ショックから、株価の回復までに10年~15年は要すると想定すると、つみたてNISAの20年というのは、必要十分だと考えます。
長期でつみたて運用できて、なおかつ税制優遇されるという点でつみたてNISAをおすすめしているだけです。
とにかく、今から投資を始めようとしている方は、つみたてNISAという制度を活用して、世界経済に資金を投じる事です。タンス預金をしていないで、世界の経済成長の恩恵を受けましょう。これが、幸せシェア研究所が出した結論です。
日本株だけに偏った投資は危険ですよ。カントリーバイアスという言葉の通り、自分が生まれ育って住んでいる国で取りやすい情報だけに偏って、よい部分だけしか見えなくなっているという可能性がありますから。日本への投資は、多くても投資資金の半分までと自制してみてください。世界に目を向ければ、成長が望める国は多くあるはずです。
極端な話、先進国株式インデックスファンド、新興国株式インデックスファンドだけに絞って購入してもいいと思っています。
ようやく始まったつみたてNISA制度、あなたはもう始めましたか?
最後までお付き合いいただき有難うございます。