憧れだけで海外移住って、飽きますよね?って話

放談
スポンサーリンク

長かった連休も最終日。明日から仕事モードに切り替えます。

連休中も相変わらず「仕事を今すぐ辞めて、海外移住したいなぁ~」と、ぼんやりとした夢を抱きながらネットサーフィンして、数多くのブログを読みました。

今や海外で生活することが珍しくない時代なので、実際に住んで生活しているブログも多くて、とても参考になります。

そして、あることに気が付きました。

海外移住して働いている人と、リタイアしてのんびり過ごすために海外移住した人では、大きく違うってことです。

あくまで私の感覚なんですけど、海外移住して働いている人は、環境が違うだけで日本で生活しているのと変わらない印象です。対して、リタイアして海外移住している人は、やることがなくなって本当は日本に帰りたいと思っているネガティブな印象を受けるのです。

もちろん文章にははっきりとは書かれていませんけど、端々から受ける印象として伝わってくるというか、にじみ出ているというか。。

まだ海外移住して1年とかであれば、毎日が楽しい!って感じが伝わってくるんですけど、中には10年以上の海外移住ブログを読むと、もう、なんかね。お疲れの様子が出まくってるんですよ。

要するに、長く住むと不満が出てしまうものなんですね。どうしても日本と比較してしまうのでしょう。

年金で老後海外移住された方のブログだと、年齢的にも価値観だとか日本人としての気質が染みついていますから、海外生活の不便さやいい加減さに嫌気が差して許せない気持ちになるんでしょうね。

愚痴、不満、諦め、後悔のオンパレードだったりするんです。(文章ではっきりと書き綴っているブログも多いです。)

同じ海外移住でも働いている人はまだマシです。後戻りできないという挑戦者の感じだったり、新興国だとその国の経済成長の恩恵を受けるぞ!っていう前向きな考えがブログから伝わってきますから。

今回の大型連休を私は日本で過ごしましたけど、日本でも何もすることがないと飽きます。イベントを求めて都心に足を運んで、時間をつぶして、お金も使って、やっとそこそこのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が維持できるって思いました。

刺激の多い東京で飽きる事なく過ごすのも一苦労なんですから、文化も言葉も思想も違う海外で長期間過ごす事がどれだけストレスかって?想像してみてください。

海外移住していると、自分はなんでこの国で生活しているんだ?住み慣れた日本に戻りたい!という気持ちが湧いてくるようです。

日本はデフレなので実感が湧かないかもしれませんが、海外(特に新興国)で10年経つと、物価が平気で2倍になっていたりします。

私は、今から20年以上前に東南アジアを放浪しましたけど、今現在とは比較にならないくらい豪遊できました。それが今は、「ちょっと贅沢できるかな」のレベルです。

ここ数年は東南アジアを旅行していますので、日本がデフレでいる間に新興国は順調に経済成長を重ねて、物価も人件費も上がってきていることを痛感します。

そんなこともあって、年金で老後を海外移住していると、お金の心配もありますし、人間関係での拭えない外国人という孤独感や、自らが老いて行く不安感から愚痴や不満や後悔のブログになってしまうのでしょうね。

とはいえ、私は海外移住したい!という夢は持ち続けると思います。

これらの現実を想像した上で、それでも海外移住したいですか?って聞かれても、「Yes」と答えます。

要するに、憧れだけで海外移住すると、行き詰まる可能性があるので、海外移住先で少額でもいいから労働で賃金を得ることと、社会との接点を持つ事が、飽きずに生活するポイントかなと思ってみたりします。

海外移住人気No.1のマレーシアでは、リタイアメントビザが取りやすいですけど、現地の労働ができない生活を想像すると、「海外移住じゃなくていいのでは?」と思います。

何もすることがない日々を過ごすのであれば、海外はロングステイで十分です。海外に移住するということは、それなりに退屈しないように計画しないと、後悔して日本に帰りたくなってしまうんだろうなぁと、思うのでした。

最後までお付き合いいただき有難うございます。

タイトルとURLをコピーしました