働き方改革の名のもとに、企業も努力を始めたようです。
在宅勤務を認めたり、育児休業後の復職を認めたり・・・。
我々労働者にとって、前向きな制度は歓迎です。
ブラックとまでは行かないけれど、ホワイト企業でもない、いわゆるオフホワイト企業で働くサラリーマンとしては、働き方改革が進むことは喜ばしい事です。
ただし、働き方改革が進んだとしても、決して仕事が楽になる訳ではないんです。
私が勤務する会社にも、人手不足によるシワ寄せが迫ってきました。
団塊ジュニア世代の大量退職、デフレ期の採用抑制、さらには雇用流動化による若者の退職。。
どう見積もっても、今後、仕事が楽になる要素が見当たりません。
いわゆる窓際属という、給料は貰えるけど仕事がない、なんてポジションは無くなっていくのでしょうね。
何もしなくても給料がもらえる窓際属は、憧れの的にすらなっているかもしれません。
さて、人手不足の中で、会社に残った社員は、文字通りの働き方改革に迫られます。
業務を書き出してみて、無駄な仕事を省略したり、非効率な作業を見直したりする必要に迫られます。
サボリーマンの私からすると、「効率!、効率!」と管理されるのは息が詰まる思いがして、やるせない感じです。
もっと可哀想なのは、今の20代です。
雇用の流動化が進んだとは言え、どこの会社に行っても古い体勢に挑むことになり、どこの会社でも抱え切れない程の業務を与えられます。
安月給てコキ使われてヘトヘトになり、なおかつ迅速で正確な業務遂行が求められ、過去に数人で携わったノルマを一人で達成しなければならないという。。
デスマーチに近いでしょ、これって。逃げたくなりますよね。
そんな20代に、さらに不幸は続きます。
そうです、『税金』です。多く稼げば、昔よりも多くの所得税を徴収され、消費税という名の自動集金システムはきっちり機能して、、、財布の中身はみるみる減っていくのです。
高齢者の増加と人口現象が抱える社会システムのねじれが直撃して逃げられないのが今の20代なのです。
きっとこのままでは、今の社会で苦しむ20代の姿を見た今の10代は、日本で働くことを諦め、海外に仕事を求めて行ってしまうのではないでしょうか。
そうなった時、今の30代、40代が青ざめるんです。
結局、若い世代が損するって構図は変わらないんですよ。
こうなったら、早いうちに語学とスキルを身に着けて、海外に逃亡するっていうのもありかもしれない。。と、少し真面目に考えてます。
最後までお付き合いいただき有難うございます。