失敗の責任転嫁

仕事
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仕事において「あいつは使える」「あいつは使えない」という言葉の表現はよく聞きます。個人的にはこの表現は嫌いなんですけど、人を評価するのに分かりやすいので今後も使われていくのでしょう。

適材適所とはよく言ったもので誰しも向き不向きはありますので今まで「使えない」と言われていた人が配置変えで伸び伸び躍動する姿は何度も見てきました。

使えるか使えないかは最初の印象が大きく影響していて、最初に上司から使えないのレッテルを貼られると払拭するのは膨大な時間とエネルギーが掛かるんですよね。

使えると思わせる人は、仕事のコツをつかむのが早く、要領を得るのが早い人だと感じます。ベテラン社員から上手にポイントを聞き出して習得して、そつなく身をこなせる能力が高いのでしょう。

ベテラン社員に聞く際にも、誰これ構わず聞くのではなく、皆に一目置かれている、使えると思われている社員に上手に聞くことができてるんです。

使える人は使える人から使える要素を吸収してるって事なんですね。

私はマイペースな方なので、入社して間もない頃、聞きやすい先輩社員にいろいろと教えてもらっていました。あの先輩って凄いですよね、と言うと、ほとんどの人が眉をひそめる、いわば使えないレッテルを貼られた先輩でした。

失礼ながらに私も一緒に仕事をしていく中でその先輩の弱点といいましょうか、使えないと言われるようになった要素を感じとることもありました。

ただ、何も分からない新人に一生懸命教えようとしてくれたことは、今でも大いに感謝しています。その先輩が使えないと思われていようが、偏っていようが、間違っていようが、その先輩なりに一生懸命教えてくれた事実に変わりはないのです。

私が失敗した時に、誰に教えてもらったのかと上司から問い詰められ、その先輩の名前を出したこと。じゃあしょうがない、今後は他の先輩に聞くようにと言われたこと。

なんだか失敗の責任転嫁をしてしまったようで、今でも思い出すとやりきれなくなります。上司もこいつはそんな奴に聞くなんて先輩を見る目がないなと私を使えない評価したかもしれません。

結論

使える人を見抜いて真似できる人は使える

繰り返しますが、私は人を物みたいに表現するのは嫌いです。ただ、人から使えないと言われたくないだけなのです。

最後までお付き合いいただき有り難うございます。

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