隣の畑は青く見える。海外移住は旅行とは違って、苦労も多いし、そもそも目的がないのに移住したって退屈で将来的な不安が増すばかりだよ。
と、考えているだけならまだしも、海外移住したいという人に対して説教じみたことを言っていたとしたら、老害です。早急に価値観をアップデートしたほうがいいです。
日本は物価が安くて治安がよくて食べ物がおいしいから暮らしやすい国だと思います。外国人からも人気があるのも分かります。しかし、それは外国人だからなのです。
日本で生まれて日本で育った大人なら分かると思いますが、いい大人が海外移住したいなと話した途端に、世間体というほぼ単一民族が暮らす島国特有の息苦しさがつきまとってくるのです。
日本人の敵は日本人だ、というのは、何も海外で詐欺に気を付けましょうという時の決まり文句でもなんでもなく、日本でまっとうと言われる生き方から外れたと思われ、目を付けられた場合にも当てはまるのです。それが、世間体ってやつですね。
「まともじゃないよね、フツーそんなことする?」「そんなことして意味あるの?」「親が心配しないの?」「この先将来どうするの?」「絶対に失敗するに決まってる、後悔してもいいの?」・・・。これが世間体、これが今の日本人口のマジョリティ的な考え方です。
日本だけに限った話ではないのかもしれませんけど、老害といわれる人種が「君のためを思って」「人生の先輩からのアドバスだから」「そんなことをしたらもったいないから」といって、若者の意欲を削いでいくのです。
会社は社会の縮図だといいますけれど、私が勤めている会社も人口構成比がいびつになり高齢化が進んでいく中で、若者に働いてもらって自分たちは逃げ切ろうとする人が増えている印象があります。私は中堅からベテランの域にありますので、仕事量が増えて責任が増えていく中で、知識や考え方をアップデートしない老害社員に対して苛立つことが増えてきました。
老害社員に対する苛立ちの原因というのが、この国の世間体からくる息苦しさ、閉塞感なのかと思うのです。ガツンとこう言ってやりたいです。「もっと自由に柔軟に考えられませんか。あなたは一つの国で一つの会社で働き続けて後悔がなかったのかもしれませんけど、単に時代に恵まれていただけですから。」
老害社員といえど人生の先輩としてリスペクトしている部分もありますし、彼らに八つ当たりしたところで社会は何も変わらないでしょうから、ガツンと言う事なくおとなしく過ごしましょうね。
愚痴はこのくらいにして、結局は自分が行動しなければ何も変わらないんですよ。世間体が気になるタイプの私は世間体というものが届かない海外で挑戦すれば済むだけの話です。
本当は海外で生活してみたかった、もっと挑戦してみたかったという後悔や若さへの嫉妬からくる説教は聞き流して、どんどん行動していきましょう!人生は一度きり、いつやるの?今でしょ!的な感覚で(古いな~笑)。
そんなこんなで最近は海外移住者のブログや動画サイトをむさぼる日々です。ほぼ毎日みては「うらやましい、自分も早く海外移住したい」と悶々と過ごしております。
言葉、家族、生活資金、円安、など不安を上げればキリがないので、決断するタイミングが重要です。私は人生を逆算して年齢というものを決断のタイミングとしました。何歳まで生きるか、平均寿命からざっくりと考えて、自分の思考の柔軟性、適応力、そして何より体力と健康面も考えるとあと数年で海外移住するのがベストだと思うのです。
無謀を挑戦と言い換えるように、言葉の言い換えや考え方の変換は大切です。さすがにいい大人なので資金面で無謀過ぎる計画は立てずにある程度余裕はみて計算しています。(慎重な私がもはや老害なのかもしれません。)
そんなことを考えていたら、先日訪問した会社のトイレにマイナス言葉を言い換えると人生がプラスになるよっていう言葉の例が張ってありました。別のサイトでご紹介しておきます。
どう考えるかが重要なんですよね、どうせなら楽天的に、どうにかなるさ精神で考えれば、もう少しだけ楽に生きられる気がするんです。そして楽天的な考えの人は温かい気候の国に多い気がします。その国の雰囲気が、ゆるくておおらかで人のことを気にしない感じであれば、もう最高です。気候が温暖だと人生観も変わるのでしょうか。日本でも沖縄とか鹿児島とか南方だと、なんとなくゆるかったりもしますからね。(沖縄も鹿児島もあくまで日本の中では比較的ゆるく感じるだけで、もっとゆるい国の外国の人からみたらまじめに映るんでしょうけど。)
海外移住した場合、どこに住むのが快適で、どのくらい生活費がかかって、町の雰囲気はどんな感じなのか、日々ブログや動画サイトで予習しています。情報は日々更新されますので実際に現地で確かめる必要がありますが、昔に比べたらすごく便利になりました。いろんな方の情報を参考にしながら頭の中で実際に自分が生活している姿を想像するだけで、ムフフな幸福感がやってきます。
本当の意味で雑音をシャットアウトして自由気ままに生きたことがないので、楽しみ以外にありません。暇になったら暇になった時にやりたいことをするだけです。そのために多少お金に余裕をみておく必要があるのです。早く海外移住したい、いや、するぞ!と心に決めながら、だらだらとネットサーフィンするのも悪くないですよね?