10年前に人生初のフルマラソンに挑戦した私。
その時と同じフルマラソンの大会に10年ぶりに参加してきました。
天候もよく、気温もさほど上がらず(日中ちょっと日差しがきつかった程度)、コンディションとしては最高でした。
この大会、なんと言っても、高橋尚子さん(以下Qちゃん)が大会を盛り上げてくれているから好きなんです。
ちょうど10年前の2009年大会に参加した時と変わらず、Qちゃんスマイルは健在!
Qちゃんはマラソン界のレジェンドなのに、おごらず謙虚な人間性に惹かれます。
長野マラソンは運営もしっかりしていて、参加者のレベルも意識も高い!!
そして、沿道の応援も温かい!!
環境においては最高の大会で、あとは自分との戦いです。
フルマラソンをしていると、自分の弱さが見えてきます。
歩くための言い訳が湧いてきますし、そもそもなんでこんなに走らなきゃいけないんだという疑問が沸いてきます。
そして、自分に負けて、歩いてしまったりします。
歩いていると、ちょうど10年前の自分が思い出されました。
10年前も苦しかったっけ。10年前も歩いたっけ。
なんだか懐かしい思い出です。
思い出は美化されますが、自分との戦いに敗れて歩いてしまった後悔は、10年間どこか頭の片隅にありました。
そして、リベンジを誓った今回の大会。
またしても歩く!!!
もう、なにやってんだか。
10年間成長が見られません。
唯一の救いは、タイムを縮めたことでしょうか。
10年越しの自己ベスト更新!!!
終わってみれば、いい思い出に変換されて、制限時間内に完走できた自分、10歳も歳を取ったのに記録を更新できた自分に酔いしれてしまいました。
同じ景色で歩いてしまった後悔を忘れて。。とにかくビールがうまい。
そんな甘い自分。それが自分。されど自分。
フルマラソンって、自分の人生を見つめ直す一つのきっかけみたいなものなのかもしれません。
だから走るのは止められない!
でも、当面、制限時間5時間という厳しい大会は止めておこうかな。
なんて、逃げ腰な自分。それが今の自分です。
最後までお付き合いいただき有難うございます。