森の木々が発する呪文「フィトンチッド」をご存知ですか?
「フィトンチッド」は、私たちが森林浴でリラックスする効果に関わっているとされています。
このフィトンチッドっていうのは、森の木々が虫や細菌を寄せ付けないように自らが発する揮発性の物質だそうです。
ヒノキ風呂に入ったときに「なんだかいい香りがする」っていうのもフィトンチッドの香りらしく、ヒノキは特にフィトンチッドを強く発するのだそうで。
今も現存するお寺にもヒノキはよく使われていますけれど、伐採後もフィトンチッドは発揮されて、お寺が虫や細菌で腐ったり傷んだりするのを防いできたんだとか。
なんだかすごいぞ「フィトンチッド」!
そして、このフィトンチッドこそが、森林浴で人間がリラックスする正体だとする論文があるようで。
血圧の高い人がフィトンチッドに触れると血圧が正常値まで下がり、血圧が低い人がフィトンチッドに触れると血圧が正常値まで上がるのだそうで。
どうやらこのフィトンチッドは私たちの乱れた状態を適切な方へ導いてくれているように感じます。
さらに、私たちの免疫細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化してくれるのだとか。
森のパワー、恐るべし。
まてよ、伐採された後もフィトンチッド効果が持続されるということは・・・。
寺社仏閣巡りでもリラックス効果あり??
とにかく、これは朗報です。
「ヒノキの木片を部屋に置いておけば少しは効果あり」ってことでしょ。おそらく。
テーブルとか木製だけど塗装されてるからダメかも。。ヒノキじゃないから効果も弱そうだし。。
ってなことで、「無塗装のヒノキのかけらを拾いに森へ出掛けてみよう!」。と、単純な発想をしてしまう私です。
きっと、フィトンチッド以外にも私たちのリラックスを手助けする物質はたくさんあるのでしょうね。
フィトンチッドは、論文によって証明された森林浴効果のほんの一部だと思うのです。
以前、「記事:ホワイトノイズの効果で長生き?」で紹介しましたけど、虫の声や木々のざわめきも森林浴の効果のひとつでしかないのでしょうね、きっと。
あー!自然に身をまかせて、リフレッシュたい!
精神的にしんどい!って感じたなら、次の休みに森林浴へ出掛けてみませんか?
最後までお付き合いいただき有難うございます。