不動産仲介業(宅建業)を1人で開業(起業)ってどうよ

起業
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サラリーマンも長くやっていると飽きるものです。やる気や楽しさが低下したまま組織に居座るのもありなんですけど、どうせなら自由に働きたいですよね。

ちなみに、長く経営するなら、「スリム、シンプル、スロー」な事業がいいらしいです。(参照:過去記事

最初から気負いすぎて多額の借金を抱えてしまうと、一時的なつまづきで返済が滞って廃業に追い込まれますから、経営はスリム、シンプル、スローに続けたいものです。

経営の最大のリスクは、「固定費」ではないでしょうか。今回のコロナ禍で飲食店が苦しんだ一番の要因は「家賃」と「人件費」でしたからね。

アパレルなどの物販系は「在庫」もリスクになります。そもそも、キャッシュフローが滞った時点でアウトになる時点でどうかと言う人もいますが、今回のように生活様式が変わるくらい激変する新型コロナは誰も予想できなかった訳です。

廃業されたお店の経営者も数多くおります。その勇気と決断は賞賛に値します。

さて、それでは今後どうしたらいいのかって話です。

脱サラして起業するとして、リスクとなる「家賃」、「人件費」、「在庫」を持たずにできるだけスリムなスタートをきれる事業ってあるのか?って話です。

探してみたらありました。「自宅で」、「一人で」、「不動産仲介業」をスタートするって道が。

自宅であれば、自宅兼事務所ですから、「家賃なし」。一人であれば「人件費なし」。不動産を買いたい人と売りたい人を仲介する仕事ですから「在庫なし」。

この起業は結構いいんじゃないの?と思っていろいろ調べました。

開業資金は不動産保証協会の加入金(←不動産は金額が大きいので苦情弁済に必要)、宅建事業者の登録料、事務所の備品等もろもろで200万程度あればスタートできそうです。

あと、不動産仲介業では5人に1人は宅地建物取引士を設置する義務があるので、自分で宅建士の資格を取得することは必須になります。

それから、最初の2年くらいは売上がないことを想定した最低限の生活費が必要でしょうか。1ヶ月20万位として500万円は持っておきたいです。

なるべく借金はしたくないので、資金は多ければ多い方がいいです。(2年続けて売上が上げられなければ、業界に向いていなかったってことで諦めがつくと思います。業態チェンジか再就職すればいいわけで。)

要するに、まとめると以下が揃えばスリム、シンプル、スローで長く続けられる可能性があるということです。

<必要なもの>

●開業にかかる200万円

●宅地建物取引士の資格

●2年分の生活資金500万円

どうです?簡単に言えば、宅建士の資格を取って、貯金700万円があればローリスクで、スリムな状態でチャレンジできるんです。

シンプルって面でいうと、事業を絞った方がよさそうです。売買仲介も、賃貸仲介も、管理も、と広げるのではなく、1分野か2分野までにした方がよさそうです。

そして、最後にスロー。忙しすぎると年齢を重ねるごとに辛くなってしまって、長く経営できませんから。できれば最初から売買仲介だけに絞っていきたいところです。

最後に、自分がお客の立場からすると、あんまりガツガツと切羽詰まった感じで迫られるのは苦手なので、経営に余裕は持っておきたいところです。不動産の契約が取れなくても副業で別の収益が少しでもあれば、心に余裕のあるスローな営業ができそうな気がします。

考えれば考えるほど、自宅で1人で不動産仲介業を開業するのって、アリなんじゃないか?って思えてきました。

競合が多い世界なので甘くありませんし、努力は必要ですけどね。別で不労所得を得て、ほどほどに働くのだとしたらサラリーマンよりも楽しい仕事なのかもしれません。

最後までお付き合いいただき有難うございます。

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