既得権益の弊害と、日本の将来不安、批判のエネルギーをイノベーションに向けよう

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日本人は、人生のうちで高度成長期の波にどれだけ乗れたかで、人生の幸福度合いが決まってしまう。。そんな閉塞感が漂っています。

なにせ企業の業績が悪くて給料が上がって行かないのですから。それなのに消費税は10%に上がるようですし、物価はじわじわと上昇して、家計を圧迫しています。

閉塞感が漂う時代ですから、今の若者が将来を悲観するのも頷けます。

そもそも、資本主義経済では人口現象における縮小均衡などは想定していませんから、常に成長を追い求めようとします。そこに弊害が生じてくるのです。

若者は労働で時間を大幅に搾取されます。昔と違って今は物が売れないですからね。昔のような人情的な営業スタイルは通用しません。楽な商売ではない時代なのに、上司は楽に売れた時代にのし上がった人ですから、この辺りの感覚のギャップは大きいのです。

高度成長時代であっても、やはり出世した人はそれなりの感覚や感性が優れていて、相当な努力をしたことは認めます。しかし、今の時代を理解しようとしても過去の成功体験が邪魔をして本当の意味での本質的な理解はできないのです。

若者が今の時代に沿った提案をしたところで、年寄りは本質を理解できないまま難癖をつけてしまうのです。老害という意味では日本の政界に似ていますね。

派閥や政党の重要なポストに就いた人が既得権益にすがるのと同じです。偉くなればなるほど、自分の地位と利益を確保することが最優先になってしまうものなのです。

人口が減少していく日本の社会で、高度成長期のような気運が見通せない以上、今後は今のポジションを維持することすら難しい時代に突入していくことでしょう。

今まで当たり前と言われていた生活を送ることすら難しい人が増えていくのです。

生まれた時代が一生における幸福度を左右する。そんな将来の規定路線を否定するには、成長が見込める海外に目を向けるしかなくなるようで、日本の将来を思うと少し悲しいです。

将来のことでいえば、私も今の社会的地位と利益(=給料)が保証されている訳ではないので不安になります。どうするか。自分の地位と利益を維持するために努力をするしかないです。努力して、努力して、自らのスキルを高めて、ようやく古き良き時代の日本人の平準的な幸福度が得られるのかと思うと、なんだかコスパが悪い人生ですね。

既得権益にすがる世代を批判するは簡単ですが、そのエネルギーを何か新しいイノベーションを生み出す力へ注げたら、少しは明るくなるかもしれません。若者には特にこの考え方を持ってもらいたいと切に願います。

生まれた時代による不公平は変えられないので、現実を受け入れることから成長は生まれるのだと思います。

最後までお付き合いいただき有難うございます。

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