ジェネレーションギャップを感じる一番の要因は、バブル時代を経験したかどうかの差だと思います。
バブル経験世代はお金をちゃんと使います。対してバブル未経験のデフレ期誕生世代はなかなかお金を使いません。
当然使える貯蓄額の差もあるのですが、まずもって消費に対する思考が違うのです。
私はバブルもバブル崩壊後も経験していますので、バブル経験世代の感覚も分かりますし、最近の若い世代の思考も分かります。
こと商売を始めるとするならば、お金を使う世代にターゲットを絞った方がチャンスは大きいように思います。
最近の若者は自分の興味のあるもの、SNS でつながった知り合いが経営しているものにはお金を投じますが、金額は総じて使わない印象ですし、無駄を嫌いコストパフォーマンスに重きを置こうとします。
対してバブル経験世代は派手にお金を使った感覚が残っているので、上手に刺激を与えればお金を使ってくれるのです。
バブル経験世代はコスパだけに縛られず、ちょっと面白そうであれば買ってみようかと思考が働く世代なのです。
もはや商売を始めるに当たって、狙うべきはバブル経験世代だと思うのです。巨大資本をもつ大企業も狙って参入してきますので競争は激しいですが。起業の成功確率を高めるならこのバブル経験世代をターゲットにアイデアを出した方がよいと思うのです。
スリム、シンプル、スローを心掛ける個人経営であれば、このバブル経験世代を狙うべきなんです。
ターゲットの人口絶対数と使う金額絶対数が多くないと、商売は難しいと思います。
時期としての次の狙い目は、人口の多い団塊ジュニア世代がリタイアする時期になりますでしょうかね。少なくとも今の私はそう目論んでいます(スリム、シンプル、スロー:参照https://mattamatta.com/2017/06/26/three-s/)
いつか私が起業する時にこの考え方が変わっている可能性もあります。外国で起業した場合にはこの考え方自体が意味をなさないかもしれません。
しかし少なくとも国内でのターゲットは、バブル経験世代、とりわけ将来消費の中心に移行していく団塊ジュニア世代を狙うのが賢明だと感じるのです。
最後までお付き合いいただき有り難うございます。