人手不足、人材不足と世間で叫ばれています。
私の会社でもひとり、またひとりと優秀な社員が辞めていきます。
デフレ下では企業も採用を抑えるので、優秀な社員も実力以下の会社に妥協せざるを得ません。
しかし、今のような株高・好景気では、企業も採用を増やしますから、優秀な社員にとっては再チャレンジのチャンス到来なのです。
思えば、10年前にも同じような状況がありました。リーマンショックが2008年ですから、ちょうど10年前ですね。
若い人を中心に再チャレンジして、いい会社に転職していきましたもん。いいな~、うらやましいな~と、時代のチャンスを活かした若者に嫉妬したものです。
私くらいの年齢になると、転職も限られてきてしまうので、悩みは大きいです。
今の会社に将来性があるかといえば、そうでもないです。しかし、他の会社に行ったとして、自分が楽しいかどうかを考えると、どうなんだろうと半信半疑になります。
業種や業界にもよるのでしょうけどね。
今は建築業界、小売・外食業界、物流・運送業界、介護業界で深刻な人手不足ですから、その辺の知識や戦力になれるスキルがあれば、ステップアップで新卒では入れなかったようなブランド企業に届く可能性すらあるわけです。
対して、金融業界なんかですと、これからAIに仕事が奪われるだとか、支店の効率化だとかで人員を削減していくわけですから、株高だの言ってられません。シビアですよね。
これだけ株高なんだから、銀行も相当利益を蓄えているでしょうに。
マイナス金利?そんなもの屁でもないくらい蓄えがあるでしょうに。
金融業界って、ホント手堅い経営をしますよね。余力と体力のあるうちに人員削減という次の手を仕掛けていくんですから。
目下、ブロックチェーンによる仮想通貨が乱立してきましたので、銀行も今までのように高圧的ではいられなくなって焦っているのかもしれません。
金融業界で、会社が人員削減という手を打ってくるのであれば、社員だって、この10年に1度の転職チャンスを活かして、次の手を打っておくべきです。現に金融関係からの転職は増えてきているようですから、やっぱり優秀な方が多いのでしょう。
そもそも、
会社と労働者は対等なのですよ、忘れがちですけど。
この観点に立って、労働者の側も時代のチャンスを見極め、次の一手を打っていかないと、また株高が終焉してから次の株高好景気まで、10年も我慢することになりますからね。いわば飼い殺しです。
チャレンジするなら、慎重かつ大胆に。そしてスピーディーに。
後悔しないでください。
最後までお付き合いいただき有難うございます。