最近40歳前後で転職する仕事仲間が増えています。
生活に実感はないけれど、景気は良いようなので、今まで言われてきた転職40歳の壁が、低くなっているのだと思います。
では、なぜ40歳前後で転職するのでしょうか。
40歳と言えば高卒なら20年以上、大卒なら17年くらい勤めたことになります。
17年以上、社会に浸かっていれば、いろんなことが見えてくる頃です。
自分がいる会社の将来性だったり、自分のしている仕事の適性だったり、自分がいる会社でのポジションだったり・・・。
要するに、会社人生においてのゴールイメージから、逆算する年齢が40歳頃なのだと思います。
転職って、タイミングと運だったりするので、株高で経済が好調な時に行動するのはタイミングとしてはベストかなと。
あとは運ですよね、ご縁といいますか。
プロ野球のドラフト会議なんかを見ていて、いつも思うのは、圧倒的な実力のある選手以外は、プロ野球選手になれるかどうかは、運の要素が強いなってことです。
球団の方針によって、ピッチャーを強化する球団が多い年だと、「え?この選手がプロに?」っていうサプライズも起こり得ますからね。
転職市場も同様で、「え?そんないい会社に入れたの?」って人が結構いたりします。運の要素が強い人です。
まあ、どこの世界も、入ってからが勝負なので、実力以上の世界に入った場合はそれなりの苦労が待ち受けていることは否めませんが・・・。
ただ、20代、30代で自分を試すために転職するのとは違って、40歳ってなると、即戦力を求められますから、結果をシビアに求められます。
転職できたのはいいけれど、前の職場の方がマシだったと後悔する話はよく聞きます。
20代、30代で転職する理由の最大の要因は「職場の人間関係」だそうです。上司や同僚とうまく付き合えないから辞めるって感じでしょうか。
40歳になるとどうなんでしょうかね。やっぱり人間関係なんでしょうか。
仕事仲間たちは「会社の将来性」が半数、「新しいことに挑戦したい」が半数ってところです。(これらの理由が本音じゃないことは分かってます。きっと待遇に不満があったのでしょうね。)
今の私の職場では人間関係も割と良好な方ですけど、転職する40歳前後の仕事仲間たちを見ていると、「私はこのままでいいのかなぁ」なんて、漠然とした思いが立ち込めてきます。
「実績なし、コネなし、やる気なし」の3拍子揃った私を、評価してくれる会社はいないか・・・。
私の場合、定年まで働こうというつもりは毛頭ありませんけど、転職する度胸もないと言ったところです。
日々、文句や不満を言いながら、働き続けています。
だから40歳で踏み出す挑戦者がうらやましくもあるのです。
「悩める40歳よ!悩みたまえ!」
心からのエールを送りたいと思います。
最後までお付き合いいただき有難うございます。