どこまでバカになれるか

放談
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プライドが捨てきれない人がいます。しゃべり方が早口で声を張らずに正論っぽいことを振りかざす人です。自分の失敗には触れず、人のアラを探してはこれまた完膚なきまでに叩きのめそうとする。

どこの組織にもいるものです。そういうプライド高き厄介者が。政治家にもいますが。

このプライド高き厄介者に、私もなりつつあります。年齢がプライドを作り上げてしまったのかもしれません。いつのまにか失敗しない道を選び、人のアラを探しては優越感に浸る汚い行動をとっているという自覚があります。

若い頃はバカになることを選んだものです。恐いものなしでバカな事を言い、バカな行動をとって、さもバカを演じている自分に酔いしれて、世間を嘲笑っているような錯覚すらありました。

そんな私でしたが、いつからか人の目を意識するようになりました。「沈黙は金」という格言通り、しゃべらなければ確かにボロは出ないのですが。

そもそも私は賢い部類の人間ではないので、ただの無口なつまらない人になってしまいました。それを強く感じます。

つまらない男には人も寄り付かなくなります。孤独でいることに苦痛を感じるタイプでないことは救いですが、つまらない男って思われるのは辛いかなと。

賢い部類でない人間が賢いフリをして過ごしているとつまらない人間ができあがる。この定理を私が人生で証明してみせました。
つまり、身の丈に応じて自分に正直に振る舞わないと息苦しい生活になるってことですかね。

自分がつまらない人間になったと感じたら、声を張って大笑いしてみてください。そう、人の目を気にするからつまらないんですよ。きっと。

最後までお付き合いいただき有り難うございます。

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