私の肌感覚ですけれど、ようやく日本社会で「働く」という定義が変わりつつあると感じています。
これって、少し前からずっと言われ続けてきましたけれど、ようやく現実味を増してきたようです。
シェアオフィスの現場を目にすることが増えましたし、フレックスやテレワークといった自由に働く時間を決められる会社も増えてきています。
こうした働き方が進んでいくことは、とても良いことだと思います。
若い人を中心に、こうした働き方はスムーズに受け入れられて、そのうち当たり前になるのでしょうね。
ただし、役所や古い体質の大企業なんかは、まだまだ変革に至るまでに時間が掛りそうです。
経営者の考え方が古いと現場レベルに変化が訪れにくいのです。
「社風」というものは長い時間をかけて染みついたものなので、変えることは容易ではありません。
歴史が長い会社であればあるほど、古い体質や「社風」に愛着があるため、変化を嫌うのです。
あなたが勤めている会社はどうですか?
新しい会社で社員の年齢が若ければ若いほど、新しい働き方を取り入れてみようというムードが起こっているかと思います。
逆に大企業や老舗企業であれば、ゆっくりと変革は進むのでしょうけれど、先に取り入れた企業の成功事例を慎重に取り入れていこうとするでしょう。
企業によって変革のスピードに差異はあれ、今後、社会における「働き方」が変わっていくことは止められないことは事実でしょう。
では、新時代の働き方の理想ってなんでしょう?
現時点で私が考える理想的な働き方は以下3つです。
・リアルタイムで社員同士がネットワークを共有できて、情報コミュニケーションの場所を選ばない働き方。
・間接部門やルーティーン業務はAIが管理し、生産性の高い仕事に専念できる働き方。
・ライフステージごとに多様な価値観を取り入れた職務を選ぶことができる働き方。
ネットワークやAIを駆使することになるため、初期投資はかかりますけれど、女性の活躍であったり、高齢者の活躍に期待する場合には、大きく上記の3点が理想であると思います。
要するに、場所にしばられず、時間的な制約にしばられず、社会的意義のある生産性の高い業務に専念できることが理想かと思うわけです。
こうした理想の働き方に突き進むために、私たちは社風や古い慣習や既存の価値観にとらわれない、自由な発想が必要になってくるのでしょうね、きっと。
日本は他国よりも先に、少子高齢化の時代に進んでいきますから、今こそ、一人一人の労働者に「今の働き方に満足していますか?」と問い掛けて、「どうしたら社会が良くなるか」という壮大なテーマで議論する時期だと思うのです。
「昔は良かった」という回顧談義は居酒屋でどうぞ。「幸せシェア研究所」では、これからも未来について提言していきたいと思います。
最後までお付き合いいただき有難うございます。