「せっかく仕事に慣れてきたのに辞めちゃうの?もったいない。」
古参の社員から愚痴が聞こえてきます。
最近に始まった事ではないのですが、とにかく若者はすぐに会社を辞めていきます。
次から次に辞めていきます。
でも、会社に魅力がないって訳でもないんです。
世間から見たらうらやましい会社だろうが、周りから辞めるのはもったいないと言われようが、お構いなしです。どんどん辞めていくようです。
辞める理由を聞くと、将来プランがあるからではなく、今の環境が合わないとか、辛いとか、そんな感じに聞こえるんですよね。
もちろん、辞めるからといって本音を言い残す必要もないんですけど、辞められて残された古参社員の私としては、なんか寂しいんですよね。
若者に辞められた会社に残っているというのも寂しいですし、辞めていく若者がたいしたビジョンもなく辞めていくってのも寂しいんです。
ただ、一方でうらやましくもあります。若いってそれだけでチャンスも可能性も多いですから。
今は人手不足で売り手市場ですから、若者としてみれば積極的にチャレンジするチャンスでもあります。
だから転職、独立にどんどんチャレンジして欲しいです。自分に合うやりたい仕事を探すために辞めるのは、全然問題ないと思います。
ただ、辛いからだとか、なんとなく合わないからだとか、そういう理由で辞めて欲しくはないですよね。それって、仕事を教えた上司も先輩社員も厳しくし過ぎたかも・・・と少しひきずりますからね。
だから、お願いです。会社を辞めようと思っている若者諸君、嘘でもいいから「自分は○○をやりたいので、今の仕事を辞めさせていただきます。」と宣言して、堂々と胸を張って去ってください。
それなら、うちの会社でもできるぞ?などと、引き留めが入りますから、その場合の受け答えは対策しておくこと。
「○○をやりたいから」という言葉は、前向きですし、応援してあげよう、と気持ちよく送り出してあげようという気になりますよね。
ウソでもいいと言ったのは、別に辞めた後で気が変わっただとか、やってみて失敗したから別の会社に移った、などといくらでも言い訳できますから。その場、その瞬間、辞めるときは前向きでいて欲しいものです。
終身雇用が崩れてきているので、これからの若者からすれば、会社を辞めることにそれほど抵抗を感じないのかもしれません。しかし、古参の社員達にはなかなか理解できない部分でもあるので、せめて、夢や理想に進むために辞めたって形をとって欲しいと思います。
若者よ、もっと大志を抱け!
最後までお付き合いいただき有難うございます。