年功序列制度と終身雇用制度は、ワンセットで日本の企業風土を文化といえるまでに育んできました。今は年功序列制度はほぼ崩壊し、終身雇用制度だけが法律に守られている範囲でギリギリ残っているといったところでしょうか。
出世が叶わずに時代と会社に不満をもったまま貴重な人生を送る人が増えたということです。私もその一人です。
誰しも貴重で限られた人生なのですから、現実を受け止めて、考え方を変えて幸せになりたいものです。
まず、全員が人から平等に評価される訳でないということ、出世は全員を幸せにする訳ではないということ。この考え方をしっかりと理解する必要があります。
出世の芽が無くなった人も、自ら出世を放棄した人も、先程の考え方を深く理解したならば時代と会社に不満を持ったまま過ごすことがいかに愚かであるかが分かると思います。
奈良時代、飛鳥時代にも出世した人、出世に破れた人はいましたし、逆に出世したことで権力に溺れたり妬まれたりして殺害されたという話は世界中いくらでもあるのです。
自分は違う、自分は大丈夫と言い切れますか。もし、私は人よりも優秀で上の立場で物事を考えることができます、と心底自信を持って応えられるなら、きっと自分に甘いのでしょう。不安や不満を抱えていた方が健全なのです。
今の上司も時代が違えば平社員です。つまりは大部分は運なんです。
あなたも私も時代が違えば出世していたのです。そう信じていきましょう。
結論
人の評価は時の運
今の自分でいいんです。時代が変われば評価も変わる。楽観的なぶら下がり社員が一番幸せだと思います。
最後までお付き合いいただき有り難うございます。