「お寿司」は特別な日にいただくもの。
私は「お寿司」に対して何か特別な敬意を払っている古い人間?なのかもしれませんね。
「回転寿司」を「お寿司」と同じく捉えてよいのかは賛否が分かれるかもしれませんが、「回転寿司」店に入ると年配の方が目立つのは納得がいきます。
値段も格式も高い、職人さんが握ってくれる「お寿司」屋さんでもきっと年配の方が多いのでしょう。(今持ってるお金と今後生きられる時間の関係もありますから年配の方が多いのは当然ですが。)
それだけ日本人にとって「お寿司」は特別なものだと思うのです。
そんな特別な日の「お寿司」を安価で気軽に食べられるようにした「100円回転寿司」は嬉しい存在です。
近所の「100円回転寿司」店は駐車場に停めるのが困難なほど人気で、いつも長蛇の列です。
ようやくお店に入っても、今度はテーブルにつくまでの順番待ちです。
最近、ネットで事前に予約できるようになったそうですが、「100円回転寿司」に、いや、たかが「100円回転寿司」ごときに自分の時間を縛られてなるものか!という意味のないプライドが邪魔をして、利用していません。
登録が面倒でやっていないっていうのもありますけど。
そんなこんなで、しっかりと順番待ちをして、ようやく席に案内されるというのが一連の流れです。
席に着いてメニューを開くと、ここは「お寿司」屋さんだよね?と、確認したくなるようなサイドメニューの充実ぶり。
回転するレーンを利用して、ケーキやらアイスやら、揚げ物やらが、どんぶらこ~と流されていくのです。
うどん、ラーメン、カレーライス・・・国民食もばっちりと網羅されています。
お酒まで揃えて、ちょい飲み客まで取り込む全方位戦略。
おそるべし・・・、100円回転寿司。
と、ここで疑問が。
100円ショップって、ほとんどのものが100円で、たまに200円とか300円とかがありますよね?(昨今の値上がりを考えると、これは仕方ないかなぁと思う事があります。)
でも、100円回転寿司って、ほとんどのメニューが100円以上の高単価で、100円の寿司が少ないですよね?これってあり?
なんだか「100円」という価格のインパクトに頼りすぎな感じが・・・。(※あくまで個人の感想です。)
小市民の私は、100円以上のメニューなど注文することもできず、レーンを流れる色の違うお皿を見極めつつ「100円」のお寿司だけを取るように細心の注意を払います。
最近は電子機器で注文すると、流れてくるという電子オーダーシステムを導入しているチェーン店も多いです。
しかし、これは罠だ!!!
まず、写真映りがよくて、おいしそうに見えます。
レーンを流れている実物よりもおいしそうに見えて、ついつい注文しすぎてしまう!(※個人的な感覚です。)
そして、怖いのがディスプレイ配置の罠。
ディスプレイ配置の罠というのは、100円寿司と勘違いして高単価寿司の誤クリックを誘発する配置のことです。
選択画面から、「今日のおすすめ」とか「期間限定」とかの画面が選べることが多いです。
その中に、ぱっと見で100円のお寿司の並びに挟み込まれた「高単価寿司」。
こいつがくせ者です。
美味しそうな写真に惹かれ、つい注意を怠ったその時、ポチっと押してしまっているんですよ。
完全なる不注意!
完全なる敗北!
100円だと思い込んでいるから、「これおいしかったな、リクエストしちゃお。」で再度ポチっと注文。
被害拡大!!
そして違和感に気付く私。
あれ?今食べたおいしかった寿司って、皿の色が違う!!!
な~に~!!やっちまったな!
そりゃぁ美味しいはずですって、高単価寿司なんですから。
と、まあこれがディスプレイ配置の罠というわけです。
もちろん、そんな失敗に後悔した後は、代り映えのしない100円寿司のメニューからいつものパターンで組み立てて注文、もしくはレーンから取っていただくのでした。
「お寿司」という高嶺の花に浮かれていると、ハチに刺されてチクッとやられますよ、って話でした。
ご注意あれ。
最後までお付き合いいただき有難うございます。